大日本住友製薬
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精神通院医療(自立支援医療)の助成制度

対象となる障害と医療の範囲

※本記事は2017年12月1日現在のものです。

こころの病気で通院されている方の自立を支援します

通院で行われる治療の医療費に助成

こころの病気や脳の働きがバランスを崩しておこる病気(精神障害)の方を対象に、医療費の助成を行い負担を少なくする自立支援医療の制度があります。これは精神通院医療といい、医療費の助成は通院して行う治療を対象としています。病院や診療所に入院して行われる治療は助成の対象にはなりませんが、通院医療費の負担が軽くなることで安心して治療を受け続けることができます。

通院医療費の助成が受けられるのはこんな病気

精神通院医療の対象となる病気は、下記の表のとおりです。通院による治療を必要とする精神障害(てんかんを含む)と医師に診断された方は対象となります。症状が回復し、ほとんど苦痛や不調を感じなくなったり、周囲の人から元気そうに見えるようになったりしても、その回復した状態を保ち、再発を予防するために通院治療を続ける必要があるときは、助成の対象となります。

精神通院医療の対象となる精神障害

ICD(国際疾病分類)コード 病名の例
F0(症状性を含む器質性精神障害) 認知症
F1(精神作用物質使用による精神及び行動の障害) アルコール依存症、薬物依存症
F2(統合失調症、統合失調症型障害及び妄想性障害) 統合失調症、妄想性障害
F3(気分障害) うつ病、双極性障害(躁うつ病)
F4(神経症性障害、ストレス関連障害及び身体表現性障害) 不安障害、強迫神経症、適応障害
F5(生理的障害及び身体的要因に関連した行動症候群) 摂食障害
F6(成人の人格及び行動の障害) パーソナリティ障害
F7(精神遅滞) 知的障害
F8(心理的発達の障害) 自閉症、アスペルガー症候群
F9(小児期及び青年期に通常発症する行動及び情緒の障害) 多動性障害、チック障害
G40(てんかん) てんかん

※太枠に該当する精神疾患は、高額治療継続者(いわゆる「重度かつ継続」)の対象疾患

厚生労働省「自立支援医療(精神通院医療)の概要」「自立支援医療(精神通院医療)について」より作成

大住家 子「こころの病気で治療中です」社労士「医療費の助成が受けられますよ」

厚生労働省「自立支援医療(精神通院医療)について」より作成

精神通院医療の対象となる医療は、次の2つの条件をどちらも満たしていることが必要です。

  1. 1.指定自立支援医療機関になっている病院や診療所に、通院して行うこと。
  2. 2.精神通院医療を担当する医師(精神科の医師)や、てんかんの医療を担当する医師(脳神経外科、神経内科、小児科などの医師)が行うこと。

ですから、指定自立支援医療機関ではない病院や診療所で行った医療や、指定自立支援医療機関であっても精神通院医療を行う診療科以外の医師が行った医療は、精神通院医療の範囲にはなりません。

また、精神障害が原因ではない症状や、まったく別の病気やけがの場合、精神通院医療を担当する医師から医療を受けたとしても、医療費の助成の対象にはなりません。