大日本住友製薬
Innovation today, healthier tomorrows

健康常備学

未来の「味蕾(みらい)」をたいせつに。

健康常備学  Vol.19

まもなく季節は食欲の秋。そこで今回は「味覚」のお話です。
すべての味は、口の中にある「味蕾」がキャッチして脳へ送ることで感じます。
乳児では約1万個もあると言われるこの味蕾、一説によると歳とともに減少し、70歳を過ぎると成人の半数以下になってしまうのだとか。このように「味覚の衰え」は主に老化によるものとされていましたが、近頃では若者の間でも急増しているのだそうです。原因のひとつは、度を超えた激辛食品。刺激の強すぎる味は舌をマヒさせ、味覚障害をひき起こす危険性があります。また和食ばなれの影響も。和食ならではの繊細な味つけによる訓練がされず、鈍感になっているようですよ。

健康的な味覚づくりは、健康的な食生活から。まず大切なのが、味覚づくりに欠かせない亜鉛。これが少しでも不足すると、味細胞の代謝がうまくいかず味覚異常の原因に。亜鉛を多く含む豆や野菜、海藻などをしっかり摂ることです。また、よく噛んで味わいながら食べる、少しずつ味付けを薄く変えていく、などの味覚トレーニングも効果的。ちなみに極端に熱いものや冷たいものは、本来の味を感じさせないため味覚の訓練には向きませんよ。「味」の由来は「口」で感じる「未(かすかなもの)」。素材の味を楽しみながら味覚を育てる、ちょっと美味しいお話でしょ。


掲載年月 1999.8

三角の再生ボタンをクリックすると、上の文章をナレーターによる音声でお楽しみいただけます。

一覧に戻る