大日本住友製薬
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治療法

血圧の低下が腎障害の進行防止に効果的です

血圧を積極的に低下させることで腎障害の進行を抑制できることが明らかになっています。

血圧を下げることは腎障害の進行を遅らせるだけでなく、心血管系の合併症の発症を予防するためにも望ましいとされています。腎障害を伴う高血圧患者さんは、心血管疾患を発症する率が極めて高くなるからです。

140/90㎜Hg未満が腎障害患者さんの降圧目標となっています。さらに「糖尿病を合併」する患者さんや、「軽度蛋白尿」以上出る患者さんでは、130/80㎜Hgが目標として推奨されています。

腎障害を持つ高血圧患者さんの治療には、特に生活習慣の厳格な改善が求められます。まず食塩制限が必要です。腎臓からナトリウムを尿に排出する機能が障害されているからです。1日6g未満が目標となりますが、重症例ではさらに厳しい食塩制限が求められます。

腎障害患者さんの血圧は夜間に高くなりやすいのですが、食塩を制限することによって降圧が期待できます。またカリウム、マグネシウムといったミネラルの摂取にも注意が必要です。

タンパク質の制限が腎不全の進展に抑制効果があることが認められています。タンパク質は少なければ少ないほど腎臓の疲弊は遅らせることができると考えられますが、かえって栄養状態が悪化して他の病気を起こす可能性もあります。

当然のことですが専門医の指導のもとに食事コントロールを行うことが必要です。

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