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主な腎疾患

腎臓を悪化させる3大疾患に気をつけましょう

腎臓が悪くなる原因はいろいろあります。腎臓がまったく機能しなくなる腎不全を発症させる3大原因として挙げられているのが、「糖尿病性腎症」「慢性糸球体腎炎」「腎硬化症」です。

「糖尿病性腎症」

遺伝的素因に過食や運動不足、肥満が加わって発症するのが2型糖尿病です。その2型糖尿病の合併症の1つが糖尿病性腎症で、糖尿病になってから10年ほどで発症します。

高血糖の状態が長期間続くことで糸球体の毛細血管が障害され、老廃物の濾過がうまくできなくなるわけです。人工透析に至る原因として近年多くみられるようになった疾患です。

「慢性糸球体腎炎」

糸球体が徐々に破壊され、腎機能がゆっくり低下する病気です。正確な原因はわかっていませんが、多くのケースでは、気道や腸管粘膜の防御機構をつかさどる免疫タンパクIgAが糸球体に沈着して炎症を起こすのではないかと考えられています。

糸球体が損傷されて濾過機能が障害されるため、血液とタンパク質が尿中に失われます。症状の進展が遅いために気づかれにくく、定期的な健康診断や他の病気の尿検査で見つかることもあります。20年間で40%が腎不全に至ってしまいます。

「腎硬化症」

高血圧が長期間続くと、腎臓の血管に動脈硬化が起こります。このため、血管の内腔が狭くなり、腎臓へ流れる血液量が減ってしまうので、腎臓そのものが硬くなり機能も低下します。これが腎硬化症です。

病気の進行が遅い良性腎硬化症と、急速に症状が悪化する悪性腎硬化症の2つがあります。

良性腎硬化症は本態性高血圧の40歳以上の人に多く、年齢とともに高血圧が進行し、同時に腎機能が低下していきます。自覚症状として、肩こり、動悸、めまい、頭痛等を訴えることが多く、また眼底の異常や強度のタンパク尿、心臓障害がみられることもあります。

悪性腎硬化症は30~40歳の比較的若い層に多く、この病気の経過は急速で、適切な治療を受けない場合は急激に進行し、1~2年以内に尿毒症にまで進み、心不全や脳出血で死亡することもあります。特に、激しい頭痛、視力障害、心機能異常、血尿などの症状が認められ、激しい頭痛を初発症状とすることも多くみられます。


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