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ドクターからのメッセージ 消化管治療のポイント 先生が消化管についてやさしく解説しています。胸やけ、胃もたれ、便秘などそれぞれの症状にあわせてのアドバイスです。

※ 掲載情報は取材当時の内容となりますので予めご了承ください。

ドクターのご紹介

便秘

関東 東京都 府中市

便秘解消は、生活習慣改善が第一

東京都がん検診センター 消化器科
部長
入口 陽介(いりぐち ようすけ)先生

ドクターからのメッセージ

便秘の原因

便秘の原因には様々なことが考えられます。
例えば、朝は腸の動きが活発なので、そのとき朝ごはんを食べると腸が刺激されて排便が促されます。しかし、朝ごはんを食べなかったり、トイレに行く時間がなくて我慢したりすると、排便の習慣が崩れてしまいます。朝に限らず、排便がしたいときに我慢をするのは、よくありません。

また、女性の場合、次のような事柄も便秘と関係していると考えられます。

●腹筋や横隔膜の力が弱い、すなわち便を送り出す力が弱い
●ダイエットなどによって食事量が少なくなっている
●運動不足である
●女性ホルモンの一つ、プロゲステロンが影響している
●排便、おならなどを我慢することが多い

便秘は体や美容、そして心の健康にも影響をおよぼします。便秘を改善するためには、まず便秘に対して正しい認識を持ち、そして自分の便秘の原因を知ることが大切です。

便秘の症状

1日に1回の排便が理想、といわれていますが、これは個人差があります。その人にとっての排便の周期が崩れ、排便がない状態が続くときは便秘と考えられます。
また、便秘になると「お腹が張る」という悩みを訴えられる方がおられます。これは便が溜まっていることで感じたり、溜まったガスを腸が出そうと働いたときに感じたりします。男性より女性の方が、腸が伸展しやすく便が溜まりやすい傾向にあり、「お腹が張る」という悩みを持つ人が多いようです。

便秘の解消は、生活習慣の改善が第一

便秘にならないようにするには、まず1日3食の食事をきちんと摂り、適度な運動をすることが大切です。3食摂っていてもファーストフードが多いというような人は要注意です。食事内容を見直した方がよいでしょう。また、朝にトイレに行く習慣をつけることも大切です。
下記のようなことを心がけて、便秘になりにくい生活習慣を身に付けていただければと思います。

●食物繊維の多い食べ物を適度に摂る。
食物繊維の多いものはひじき、芋、バナナ、ごぼう、おからなど。一つに偏らず、野菜、海草、豆、芋、果物などバランスを考えて食物繊維の多い食品を食べましょう。

●香辛料や油脂類は適度に摂る。
香辛料や油脂類は腸を刺激する役割があります。過剰摂取に気を付けて適量を摂取しましょう。

●運動の習慣を身につける。
少しずつでも毎日運動することが大切。
特に、女性は腹筋を鍛えるのも便秘に効果大です。

頑固な便秘で悩んでいる人は病院へ

便秘の薬は多くの種類が市販されていますから、それを服用される方が多いと思います。市販薬を使う場合は少ない量から始め、自分の排便習慣に合わせて使ってください。しかし、生活習慣を見直さずに薬に頼るのは絶対によくありません。
また、だんだん量が増えて薬が効かなくなる、というような場合は病院の医師に診てもらいましょう。
便秘の診察は消化器内科、もしくは内科で行います。医師は、生活習慣などの問診を行い、その改善を指導したり、消化管全体のリズムを取り戻すために、胃腸の働きを改善する薬や便通を改善させる薬などを処方します。

便秘と大腸がん

便秘が大腸がんのサイン、という可能性もあります。大腸がんは現在、男性のがん死因の3位、女性では1位と言われています。それは日本人の食生活が欧米化し、高脂肪、低食物繊維の食事が多いからだと考えられます。大腸がんは進行していても症状が表れにくい反面、早期発見できれば、治りやすいがんです。便秘でお悩みの方は、食事内容を見直して規則正しい生活習慣を心がけ、便秘の解消に努める一方で、定期的な検診をおすすめいたします。

病院名および診療科 東京都がん検診センター 消化器科
住所 〒183-0042 東京都府中市武蔵台2-9-2
電話番号 042-327-0201(代)
医師名 入口 陽介(いりぐち ようすけ)先生
ホームページ http://www.tokyo-cdc.jp/外部リンク
治療責任者 消化器科部長:入口 陽介(いりぐち ようすけ)先生

※ 掲載情報は取材当時の内容となりますので予めご了承ください。