大日本住友製薬
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ドクターからのメッセージ パーキンソン病治療のポイント

※ 掲載情報は取材当時の内容となりますので予めご了承ください。

ドクターのご紹介

三重県鈴鹿市

パーキンソン病は人生のパートナー

ますずがわ神経内科クリニック
院長
真鈴川 聡(ますずがわ さとし)先生

ドクターからのメッセージ

診療だけでなく、患者さんの人生も幅広くサポート

当院は三重県北部の鈴鹿市にありますが、近隣の市町村からだけでなく、県外からも患者さんがいらっしゃいます。我々は患者さんの病気だけでなく、その生活全般をケアし、人生の価値をより高められるようにサポートしたいと考えています。通院していただいている患者さんはそういった理念に共感して下さっているのではないでしょうか。
初診時には、患者さんの家族関係、介助者の有無、介護状況などもしっかり聞き取り、その後のサポートに活かしています。勿論こういった取り組みは私一人の力ではできません。当院には10名ほどのスタッフが患者さんへの対応にあたってくれており、その存在も非常に大きいです。
また、患者さんのケアやサポートには地域の看護・介護スタッフとの連携も重要です。地域の看護・介護施設のスタッフが、パーキンソン病はじめさまざまな病気の知識が深められるように勉強会を頻繁に行っています。さらに、我々と看護・介護施設の情報共有にはセキュリティのあるインターネットを介したシステムを活用していて、患者さんに直接関わる看護・介護スタッフだけが各自のパソコンや携帯端末から現在の状況などがすぐ把握できるようになっています。

患者さん自身も病気を知り、主体的に動いて欲しい

パーキンソン病と診断した際には、パーキンソン病に関するパンフレットなどさまざまな資料を患者さんにお渡しし、パーキンソン病について時間をかけて説明しています。パーキンソン病の治療で主役となるのはあくまで患者さんであり、我々医療者は患者さんを支える存在です。是非ご自身が向き合う病気について正しい知識をしっかりと活用して欲しいと考えています。パーキンソン病治療ガイドラインを尊重しながら、薬物療法を行いますが、日常生活動作(ADL)をできるだけ長く維持できるよう、5年後、10年後の状態を見越した投薬を心がけます。また、患者さんの社会的背景も考慮しながら薬剤を選択します。さまざまな部位にさまざまな効果をもたらす薬剤を臨機応変に組み合わせていきます。処方する際には、患者さんの経済的負担も考慮します。また、複数の薬剤を服用する時期ごとに一つの包みに入れておく一包化を極力行い、服薬する量や時期を守って頂けるように努めています。

医療スタッフの働きかけでリハビリテーションを続けやすく

リハビリテーションも、パンフレットなどの各種資料を手渡し、色々な手法を知ってもらうようにしていますが、本人が自主的に取り組むのはなかなか難しい面があります。介護保険制度を利用して、介護施設にて専門のスタッフからリハビリテーションの方法を教えてもらうなどすると効果的でしょう。トレーニングジムに通っているような気軽な感覚で取り組まれるのが良いかもしれません。
当院の看護師も、診療の合間に患者さんが普段どのようなリハビリテーションを行っているかヒアリングして、適宜指導しています。また、万歩計で測定した一日の歩数を記入するようお願いしています。大切なのは、従来の生活スタイルを大きく変えず、無理なく日常生活に運動を取り入れることです。時には旅行などに出かけ、さまざまな刺激をたくさん受けながら体を動かすのもお勧めです。

パーキンソン病と共に歩む

私は、患者さん向けの講演会でよく「パーキンソン病は戦う相手ではなく、人生のパートナーです」と語りかけています。パーキンソン病の治療には長い時間を要します。その特徴をよく知って、上手に付き合って下さい。

病院名および診療科 ますずがわ神経内科クリニック
住所 〒513-0802 三重県鈴鹿市飯野寺家町817-3
電話番号 059-369-0001
医師名 真鈴川 聡(ますずがわ さとし)先生
ホームページ http://www.masuzugawa.com/外部リンク

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