大日本住友製薬
Innovation today, healthier tomorrows

みんなではじめよう!【知識編】 精神疾患治療の未来像

脳科学から挑む精神疾患の解明

脳科学から挑む精神疾患の解明

脳科学の進歩により、精神疾患に対する理解は急速に深まっています。こころのバランスが失われたときの脳のようすは画像技術によって明らかにされ、疾患への関与が予想される遺伝子や環境因子についても解明が進められています。

神経・遺伝子レベルでの解明

精神疾患の多くは、脳内の神経伝達物質の働きと関係しています。近年は死後脳や疾患モデル動物を用いて神経細胞の異常を詳細に調べたり、遺伝子を網羅的に解析して、精神疾患の発症や治療のメカニズムを明らかにする試みが行われています。

画像技術の進歩による安全な検査

画像技術の進歩による安全な検査

MRIやPETと呼ばれる断層撮像装置を使うと、脳の中の構造や活動、さまざまな物質の代謝状態などを安全かつ詳細に可視化できます。疾患の進行と共に患者さんの脳の中で起こる変化を定量的に検討することができ、病状の詳細な理解が可能となります。

画像技術の進歩による安全な検査

治療における選択肢の多様化

治療における選択肢の多様化

脳に対してさまざまな作用を持つ薬剤の開発が続けられ、効果が早く、副作用の軽い薬物治療が可能になります。また認知行動療法など薬物以外の治療方法も充実し、今後、患者さんの治療選択肢の拡大をもたらすでしょう。

診断技術の洗練

医師が患者さんの悩みにしっかり耳を傾けることが精神科臨床の基本であることは未来も変わりません。しかし、脳科学の進展と共にさまざまな客観的診断法が開発されることで、患者さんのこころの状態が一層的確にとらえられ、速やかな診断と治療へつながるでしょう。

▼

脳科学が拓く未来の精神疾患治療

精神疾患の原因解明を目指した、脳科学におけるたゆまぬ努力は、患者さん一人ひとりにとって負担の軽い、きめ細やかな精神医療の実現をもたらします。

精神科医療のオーダーメイド化

精神疾患の研究が進み、治療選択肢が増えることで、患者さん一人ひとりにとって最も適切な医療が、より効率的に行われるようになります。

疾患の早期発見・早期治療の実現

精神疾患においても、 早期発見・早期治療が社会復帰の最短径路です。 診断技術の向上が、これらを一層確実なものとするでしょう。

発症・再発予防法の普及

不安をコントロールしたり、 偏ったものの見方を自分で修正できるようになると、いくつかの精神疾患で発症や再発の予防に役立つことが分かってきています。

社会からの理解と支援の充実

研究成果を社会へ正確に発信することで、 精神疾患に対する誤解や偏見を減らします。患者さんを社会全体で受け止め、サポートできるようになるでしょう。

▼

社会における   精神的幸福の向上