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らいふすとれす読本

「ストレスを溜込まないようにね」とお医者さんから言われたことありませんか?わかっちゃいるけどなかなかできないから、また悩んで新たなストレス。じゃあ、毎日診療に追われて忙しいお医者さんはどうやってストレスとうまくつきあっているのだろう、ということでインタビューしてきました。

東邦大学医学部心療内科 教授 中野弘一先生

東邦大学医学部心療内科
教授 中野弘一先生

http://www.omori.med.toho-u.ac.jp/外部リンク

※先生のご所属、役職は取材当時のものです。

先生のストレス解消法 教えてください。

 うん。ぼくは、以前ストレスにやられちゃったことがあるんだよ。何をしていても仕事のことばかり考えてしまって・・・。ライフストレスリングの真っ只中にいることに気づいたので、何とかしなくちゃと思ってさ。で、料理をはじめたの。どんなに仕事がたまっていても、火曜日と金曜日には5時で仕事をやめて、材料を買って家に帰る。その前日がどんなにたいへんでも、耐えられるよね。

なぜ、お料理なのでしょうか?

 料理って実にクリエイティブな作業でね、没頭すると時間の経つのが早いというか、時間が止まるというか・・・。普段、仕事をしているときとは違った時間を生きていることになると思うんだけど、これがライフストレスリングを断ち切るのに実にいい。
別に料理でなくたっていいんだよ。自分にとって、心地いい時間や空間を探すことが大切だね。

なかなかみつからないのでは?

 みつからないようなら、子どもの頃に楽しかったことを思い出して探してみようよ。子どもの生きてる時間って、大人の生きてる時間と違うもんね。僕は、子どもの頃将棋の棋士になりたかったので、将棋盤と駒を手元に置いてるんだけど、それだけでもリラックスできるように思うよ。

ただ、料理もね、すぐに没頭できたわけじゃないんだよ。玉ねぎをむきながらでも、論文のことを考えてた。だから、何かを試して駄目でも、しばらくは続けてみればいいんじゃないかな。でも、なにより、生きている限りライフストレスを避けることなんてできないのだから、その自分の状態を理解して、原因を知ること。その対処法を考えて行動にうつすことが大事だってことを忘れないでいてほしい。それから、ライフストレスで苦しんでいるのはあなただけではないということもね。