大日本住友製薬
Innovation today, healthier tomorrows

テーラーメイドの治療 ~ライフスタイルに合わせたテーラーメイド治療。~

長谷川一子氏

長谷川 - パーキンソン病は高齢者の間で頻度が高い病気です。早めに治療を受けることで、進行を抑え、良い状態を保つことも可能です。そのため気になる症状がある場合は、まず「神経内科」で受診して診ていただきたいと思います。正確な診断ができますし、治療の進め方、薬の選択も熟練が求められるので専門医に委ねることをお勧めします。

パーキンソン病は、個人差はありますがゆっくり進行するので、主治医と患者さんは10年から20年という長期間にわたってのお付き合いになります。そこでは良好な人間関係の構築も大切です。病気に慣れ、対処法などの引き出しの多い専門医なら色々な面からのサポートが可能だと思います。

川嶋乃里子氏

川嶋 - 患者さんにとって、軽い症状でも「自分はパーキンソン病である」ということを受け入れるのには時間がかかります。私は初診から3ヶ月くらいの間で時間をかけて、病気についての正しい知識をお伝えするようにしています。また年4回ほど、病気との上手な付き合い方などについて、ご家族も含めてクリニックにお招きし、講習会を開いています。

長谷川一子氏

長谷川 - 情報化時代において患者さんもインターネットなどで診療ガイドラインをご覧になるようになりました。ガイドラインに沿った治療を受けていない場合、ご自身あるいはご家族が不安を覚えるケースがあるようです。しかし診療ガイドラインは、専門医でない医者がパーキンソン病を治療する際に必要なものと認識していただければ良いと思います。

もちろん専門医にとっても、診療ガイドラインは必要なものですが、患者さんの社会的環境や身体状況などはさまざまで、ひとくくりにできるものではありません。診療ガイドラインを頭におきながら患者さんの体質、薬の効き方、症状の状態などに応じたテーラーメイドの治療がパーキンソン病の原則だと私は思います。