大日本住友製薬
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4大症状とは?

岡田雅仁氏

岡田 - パーキンソン病には4大症状といわれる症状があります。それは①安静時の手や足のふるえ②筋肉のこわばり③動作の緩慢さ④バランスの崩れ(姿勢反射障害など)です。患者さんが訴える症状もほとんど4大症状にあてはまります。

4大症状以外には、前傾姿勢になったり、「すくみ足」といって歩き出そうとする最初の一歩が出にくくなったりする歩行の異常がみられる方もいます。

川田純也氏

川田 - ①手や足のふるえは、特にじっとしているときにふるえるのが特徴で、たとえば肘掛け椅子に腰掛けていて手がふるえた、といった症状です。字を書こうとか、何かしようと思ったときのふるえではありませんので、その場合はほかの病気を心配されたほうが良いと思います。

②2つ目は筋肉が固まってくることです。脳梗塞や脳出血の後でも手足が硬くなりますが、動かしていると徐々にほぐれてきます。パーキンソン病の場合、動かしているとどんどん硬くなっていくのが特徴です。

③動作がゆっくりになる点については、いろいろな動きが緩慢になります。ほかの病気でもそういう症状は出るし、年齢を重ねると動きがゆっくりになってきますから判断が難しい。たとえばご夫婦のうち主人に発症している場合、奥さんが「昔より、夫が歩くのが遅い」といった印象を語ったら、ひとつの兆候として疑ったほうが良いでしょう。

④バランスの悪さは、たとえば若いときは電車のなかで吊り革に掴まらなくても大丈夫でしたが、50歳を過ぎて掴まらないと少しつらい、といったバランス感覚の衰えです。パーキンソン病の場合、歩いていてクルっと向きを変えたりするときに不安定になります。