大日本住友製薬
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高血圧一問一答 ~よくある質問に答えます~

高血圧の薬で気をつける副作用はなんですか?

すべての降圧薬に共通する副作用で、最も気をつけなければならないのは、血圧が下がりすぎること(過降圧)によるめまい、ふらつき、転倒です。過降圧を避けるには、家庭血圧に基づいた薬の調整が不可欠なので、家庭血圧の測定を続けるよう心がけてください。

降圧薬の副作用のほとんどは、薬がうまく作用した結果として生じるものです。副作用の症状が重度でなければ、治療を中止する必要はなく、薬の減量や変更で対応できます。したがって、副作用が現れてもご自分の判断で薬を止めるのではなく、必ず医師に相談するようにしましょう。

現在よく使用される降圧薬には、アンジオテンシンⅡ受容体拮抗薬(ARB)、アンジオテンシン変換酵素(ACE)阻害薬、カルシウム(Ca)拮抗薬、利尿薬、β遮断薬、α遮断薬の6種類があります。

ARBは最初に使用されることの多い薬で、用量にかかわらず、副作用は低頻度であるとされています。ACE阻害薬で最も多い副作用は、痰を伴わない咳、いわゆる空咳で、20~30%の患者さんに現れるといわれています。Ca拮抗薬の主な副作用には、血圧が低下しすぎることによるめまいやふらつき、顔の紅潮やほてりがあります。この顔の紅潮やほてりは、薬によって血管が拡張するために生じるものです。利尿薬は脱水に最も注意が必要で、発汗の多い夏場だけではなく、高齢者では下痢の起こりやすい冬場でも要注意です。β遮断薬の投与中は徐脈によるめまいやふらつきが起こることがあるので、家庭では血圧値とともに心拍数もチェックし、極端に下がるようであれば医師に相談しましょう。β遮断薬は気管支を狭める作用があるので気管支喘息の患者さんでは注意が必要です。α遮断薬はこれまでに挙げた5つの薬剤が使用できない、あるいは効果が不十分な場合に使用される薬剤です。副作用としては、座った状態から立ち上がった時に血圧が急激に低下し(起立性低血圧)、めまいやふらつきが起こることがあります。

高血圧治療に取り組む患者さんへのメッセージ

血圧は症状がほとんどない病気ですが、放っておくと心臓病や脳卒中につながります。高血圧を指摘されたら、治療や病気についての不安や疑問を忌憚なく聞ける、信頼できる医師と共に治療に取り組んでいただきたいと思います。

ドクターの紹介

医療機関名称 高陵病院 循環器内科
住所 高知県須崎市横町1-28
電話番号 0889-42-2485
医師名 院長 広瀬 邦彦(ひろせ くにひこ)先生

※ 掲載情報は取材当時の内容となりますので予めご了承ください。

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