大日本住友製薬
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高血圧一問一答 ~よくある質問に答えます~

高血圧の薬を飲む際の注意点を教えてください。

高血圧の薬、すなわち降圧薬を飲んでいる患者さんにとって最も重要なことは“降圧薬を毎日飲み続けること”です。医師は、患者さんが家庭で測定した家庭血圧の値の推移に基づいて、降圧薬の量や種類の変更が必要かどうかを判断しています。したがって、患者さんが毎日きちんと服薬していないと、その降圧薬が患者さんに合っているのかどうかを正しく評価することができないのです。このため、まずは処方された降圧薬を正しく飲み続けることが大切です。

また、患者さんからよく質問されることのひとつが、降圧薬を飲み忘れたときの対応です。降圧薬は、本来、毎日同じ時間帯に服用したほうがよいのですが、もし1日1回服用の薬を飲み忘れてしまった場合には、(薬の種類にもよりますが)飲み忘れに気付いた時点で時間を問わず服用してください、と指導することもあります。また、降圧薬は水で服用することが望ましいのですが、もし手元にお茶やコーヒーしかないのであれば、(薬との相互作用を確認して問題なければ)その時はそれらで飲んでしまってもよいと伝えることもあります。「水がなかったから薬を飲めなかった」とあきらめるのではなく、“降圧薬をきちんと飲み続けること”を優先するようにしましょう。ただ、薬によっては対応も変わりますので、診察の際に主治医に相談してください。

なお、降圧薬を飲んでいるときには、起立性低血圧の発現に注意してください。これは降圧薬の効果が強く出てしまったことによって血圧が低くなりすぎて現れる“立ちくらみ”のような症状のことです。特に、高齢の患者さんでこの起立性低血圧が現れる頻度が高い傾向にあるため、ふらついて転倒しないよう注意しましょう。もしも頻繁に立ちくらみを感じるようなときには、主治医に相談してください。

高血圧治療に取り組む患者さんへのメッセージ

高血圧は、心筋梗塞や脳出血、大動脈瘤といった命にかかわる循環器疾患の最大の原因です。つい先日も「背中が痛い」と訴えて来院した高血圧患者さんに大動脈解離が見つかり、緊急手術となったという経験をしました。これらの重篤な疾患を予防するために高血圧の治療はきわめて重要です。診察の際に、家庭血圧は有用な指標となります。室温が低いと血圧も高くなることが多いので、冬場はできれば18℃以上で測定された方がよいでしょう。朝食前、排尿後、安静1~2分後の血圧測定が重要ですが、測定法は主治医からよく指導していただき、その結果を手帳に記録して治療に役立てていきましょう。

ドクターの紹介

医療機関名称 片岡内科循環器科医院 内科・循環器科
住所 千葉県成田市玉造7-24-2
電話番号 0476-28-3027
医師名 院長 片岡 滿男(かたおか みつお)先生

※ 掲載情報は取材当時の内容となりますので予めご了承ください。

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