大日本住友製薬
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高血圧一問一答 ~よくある質問に答えます~

高齢者の高血圧治療で気を付けるべき点は何でしょうか?

高齢者と一口に言っても、65~74歳までの方は64歳以下の頃と変わらず元気なことが多いので、治療を開始する血圧値や降圧目標は64歳以下と同じです。治療の対象は、65~74歳では診察室血圧が140/90mmHgを超える場合、75歳以上では150mmHgを超える場合です。降圧目標は65~74歳では140/90mmHg未満、75歳以上では150/90mmHg未満ですが、問題がなければ140/90mmHg未満を目指します。

高齢の方が高血圧治療を行う場合、何事も急激に変えるのではなく、徐々に取り組むようにしましょう。たとえば、生活習慣では減塩や肥満の解消が重要ですが、食べること自体も大切なので、味が変化して食欲がなくなったということがないよう、少しずつ塩分や食事量を減らすようにしましょう。また、運動をする場合は転倒によるケガや関節の痛みなどが起こらないように注意することが必要です。毎日続けられる程度の軽い運動から始めてみましょう。

お薬で治療をする時の注意点は、血圧が下がりすぎる、いわゆる過降圧になることです。過降圧になると、めまいやふらつきが起こり、転倒する危険があります。過降圧は過度の減塩や食事量の減少、多量の発汗、下痢などで脱水状態になると起きやすくなります。医師は、過降圧を避けるために家庭血圧を確認しながらお薬の量や飲むタイミングを調整しています。したがって、継続して家庭血圧を測定することがとても大切です。

薬を飲み忘れることが多い、あるいは錠剤がたくさんあって飲むのが大変などの悩みがある場合は、主治医に相談してみてください。医師は、処方を工夫して、1日にお薬を飲む回数を減らしたり、一度に飲む薬を一つの袋に入れたり(一包化)、配合剤を処方して錠剤数を減らしたりという対応をとることができます。

高血圧治療に取り組む患者さんへのメッセージ

血圧値は常に変動しています。そのときどきの血圧値に一喜一憂するのではなく、“血圧と上手く付き合っていく”という気持ちで、大きな流れとしての血圧を適切に保つことを重視しましょう。高血圧治療は患者さん一人ひとりに合わせたオーダーメイドであるべきと考えます。体調について気づいたことや聞きたいことがあれば、主治医や看護師に気軽にお話ししてください。

ドクターの紹介

医療機関名称 JA静岡厚生連 遠州病院 循環器内科
住所 静岡県浜松市中区中央1丁目1-1
電話番号 053-453-1111
医師名 診療部長 髙瀨 浩之(たかせ ひろゆき)先生

※ 掲載情報は取材当時の内容となりますので予めご了承ください。

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