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高血圧一問一答 ~よくある質問に答えます~

血圧が高いと脳卒中を発症しやすいと言われました。なぜでしょうか。

脳卒中には、脳の血管が破れて出血する「脳出血」や脳の血管が詰まってしまう「脳梗塞」などがあります。これらの病気は、血管が硬くなったり、もろくなったりする「動脈硬化」が原因で起こります。さまざまな要因で動脈硬化は進行しますが、なかでも血管に負荷をかける高血圧は動脈硬化の進行と強い関連があります。高血圧を放置すると、脳卒中を発症する危険性が確実に高まります。

動脈硬化は脳の血管のみならず、心臓や腎臓などの血管にも起こり、それぞれ狭心症や心筋梗塞、慢性腎臓病などの原因になります。脳以外の臓器の動脈硬化性疾患を合併していることによって、各々の病気の治療が難しくなります。脳を含め、大切な臓器を守るために、高血圧を適切に治療していくことは非常に重要なことです。

最近では40代ぐらいの若い患者さんでも、血圧が高い状態を放置していたために、いわゆる、「隠れ脳梗塞」「隠れ脳出血」といわれる、症状を伴わない小さな脳卒中を起こしてしまっている人を見かけます。このような患者さんは高血圧に加えて、脂質異常症や糖尿病などの生活習慣病を合併していることが多く、動脈硬化を抑制し、より重篤な脳卒中へ進展するのを抑制するために、合併する病気の治療も合わせておこなっていくことが大切です。

もちろん、今日の血圧が高いからといって、明日・明後日に脳卒中が起こるというわけではありません。しかしながら、5年後、10年後の脳卒中を予防するために、なるべく早期からの高血圧治療によって動脈硬化の進行を抑制することが肝要です。

高血圧治療に取り組む患者さんへのメッセージ

高血圧は食生活や喫煙といった生活習慣のほか、加齢や体質・遺伝など、さまざまな原因が複合的に関与して起こります。これらの原因をすべて取り除くのは難しいため、生活習慣の改善をおこないながら、薬物治療によって血圧をコントロールしていきましょう。その際、重要な指標となるのが家庭血圧です。家庭血圧の値で血圧のコントロール状況を確認しながら、一緒に高血圧治療に取り組んでいきましょう。

ドクターの紹介

医療機関名称 総合新川橋病院 脳神経外科
住所 神奈川県川崎市川崎区新川通1-15
電話番号 044-222-2111
医師名 部長 南村 鎌三(みなみむら けんぞう)先生

※ 掲載情報は取材当時の内容となりますので予めご了承ください。

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